【エネルギー政策ウォッチVol.1】 新しい日本のエネルギー政策決定に市民の声を!

◆密室で始まった「エネルギー・環境会議」 6/22初会合

 6月22日、内閣府の国家戦略室における新成長戦略実現会議の下に設置された、環境閣僚会議「エネルギー・環境会議」が開かれたと報道で伝えられました。この場で、これからの日本、そして国民にとって、非常に重要な関心事であるエネルギー環境戦略を話し合うそうです。

・「エネルギー・環境会議」の開催が決められた「新成長戦略実現会議」(6/7)http://www.npu.go.jp/policy/policy04/archive02.html
・国家戦略室の「エネルギー・環境会議」のページ
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01.html

 しかし、会議が開かれることすら事前には何も情報が出されませんでしたし、会議は非公開で、どのような議論がなされているかも事後になって資料・議事録を通じてしかわかりません。ましてや、国民の意見を聞き、反映する場とプロセスは、実質的にはありません。
 しかもこの会議の運営を行う国家戦略室では、経済産業省の官僚が大きな力を持って議事進行をしていると聞きます。
 これでは、原発推進してきた、官僚主導で、原発へのお墨付きを与える結果が作られてしまうことになるでしょう。
 エネルギー問題は、原発事故を受け、非常事態であり、この先どうしていくべきかは、国民の一大関心事です。それを、実質的な国民参加のプロセスを作らずに進めようとすることは、大問題ではないでしょうか?
 オープンで、実質的な国民参加を確保した、民主的なエネルギーの議論をすべきだと思いませんか?
 
この問題について、eシフトが6月10日に発表したプレスリリースはこちらです。http://e-shift.org/?p=807
また6月17日にエネルギー・環境会議のメンバーおよびすべての国会議員に要望書を提出し、議員からも声をあげてもらえるよう働きかけています。
http://e-shift.org/?p=869
問題だと思った方は、直接、首相官邸・政府に、「開かれた審議の場を」と意見を出してみませんか?
・首相官邸: http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
・内閣府「国民の声」のページ: http://www.cao.go.jp/sasshin/kokumin_koe/index.html