【院内集会】 エネルギー・環境「国民的議論」の意味
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2/20院内集会
エネルギー・環境「国民的議論」の意味
※PDFちらしはこちら>130220_kokumingiron
※資料を掲載しました!
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安倍政権は、民主党政権下で閣議決定された「革新的エネルギー環境戦略」の
原発ゼロ方針をゼロベースで見直すと表明、エネルギー基本計画の見直しにつ
いても、これまで議論を重ねてきた基本問題委員会ではなく、新たな枠組みを
つくるとしています。
しかし、2012年夏の「国民的議論」では、さまざまな手法で市民の意見の集約
が試みられ、「少なくとも国民の過半が原発ゼロを望む」とまとめられまし
た。特に、パブリックコメントでは、総数8万9000件以上のうち9割近く
が、「原発ゼロ」を選択しました。これらの結果にもかかわらずの「ゼロベー
スの見直し」は、はたして国民の声を受け止めていると言えるのでしょうか?
今改めてエネルギー・環境に関する「国民的議論」の意味を問い、今後の課題
を共有します。
●日時: 2月20日(水)11:00~13:00
●場所: 衆議院第二議員会館 多目的会議室
(最寄:永田町駅、国会議事堂前駅)
●内容
1.「国民的議論」の経緯と結果
伊原智人氏 (元国家戦略室)
>資料: 2012年9月4日「エネルギー環境会議」(第13回)配布資料より
資料1-1「戦略策定に向けて~国民的議論が指し示すもの」
資料1-2「国民的議論に関する検証会合の検証結果について」
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01_13.html#haifu
2.「国民的議論」に国民の声は反映されたか?
三上直之氏 (北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部 生涯学習計
画研究部門 准教授)
>資料:「国民的議論」に国民の声は反映されたか 130220_mikami
3.「パブコメで未来を変えよう」キャンペーンと自主的意見聴取会
吉田明子 (eシフト/国際環境NGO FoE Japan)
>資料:「国民的議論」に示された民意と今後のプロセス 130220_yoshida
4.市民の声の政策への反映
小島敏郎氏 (青山学院大学国際政治経済学部 教授)
>資料:市民の声の政策への反映 130220_kojima
5.国会内での動き
近藤昭一氏 (国会エネルギー調査会準備会/原発ゼロの会)
>資料:原発ゼロの会公式ブログ http://genpatsuzero.sblo.jp/
6.パネル形式で質疑応答
7.原発ゼロノミクスキャンペーン始動!
http://zeronomics.wordpress.com/
●資料代: 500円
●主催: eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
●問合せ: eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
http://e-shift.org
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
Email: info@e-shift.org
私は、昨年の「さよなら原発10万人集会」に参加しました。この脱原発は、国民的議論として大きく取り上げられ、2030年までに原発0%という見解を野田首相が表明しました。これは前進したかに思えましたが、昨年末の選挙で自民の圧勝。又もや、原発推進の人事に偏ったとは……。脱原発を市民レベルで考えて、再生可能エネルギー(太陽光、風力、バイオマスなど)を、市民から選択するという方法が手っ取り早いのではないでしょうか。民間主導型とでも申しましょうか。
「脱原発と自然エネルギー社会のための発送電分離」を読みました。現在の電力会社の独占状態には驚きました。発電、送電、配電と分離し、自由化して電力システムを改革するという考えを知りました。
チェルノブイリから1600km離れたドイツ南部のシェーナウに、放射性物質が到達したことに驚いただけでなく、住民が脱原発で立ち上がり、環境保護と健康のために「原子力に頼らない電気を!」の考えで、送電網を買い取り、市民の力で電力会社を設立したとは、目が覚めるような思いです。福島の人々に、脱原発を考えている市民に、勇気を与えてくれるような話でした。