セミナー「カーボンニュートラル実現に向けた水素・アンモニア燃料のあり方」


政府は今国会に「安定的なエネルギー需給構造の確立を図るためのエネルギーの使用の合理化等に関する法律等の一部を改正する法律(通称:省エネ法等改正案)」を上程しました。この法案は、省エネ法や高度化法などに水素・アンモニアを非化石エネルギーとして位置づけ、化石燃料からの転換を推進するものです。しかし、水素・アンモニア燃料は、化石由来だと製造・運搬段階でCO2を排出し、エネルギーを大量に使うため、環境性、経済性に問題があります。現状では、技術的にも問題が多く、確立した技術ではありません。結果的には、既存の石炭火力に水素やアンモニアの混焼を推進することは石炭火力の延命にしかならず非常に問題です。

さらに政府は現在、「電力の安定供給を確保するための構造的な対策として、新規電源投資について長期間固定収入を確保する仕組み」の検討をはじめており、その措置の対象に、石炭火力への水素・アンモニア混焼を対象とする方向性で議論が行われています。

本セミナーでは、このような水素・アンモニア燃料や石炭混焼の問題を共有し、今後の方向性について議論します。

日程: 2022年5月13日(金)14:00~15:45 (13:45より通行証配布。できるだけ時間までにお越しください。)

場所: 衆議院第一議員会館 多目的ホール +オンライン(zoom)
*参加費無料

 

主催: 原発ゼロ再エネ100の会、気候ネットワーク、FoE Japan、eシフト

zoom登録URL: https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_n-B3hBzaQKO-2BcHgdmJYA

議員会館参加登録: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSehu_HTEhVTGl1LWfeGb76mtwjK03tAitIzjTD1OhPa59RcoQ/viewform

 

プログラム(予定):

1.趣旨説明

2.経済産業省から概要説明
1)省エネ法等改正案 資料
2)「電源投資の確保に関する新たな制度」 資料

3.問題提起
省エネ法等改正案の問題点 資料
桃井貴子(気候ネットワーク)

海外の状況 資料
平田仁子(Climate Integrate)

「電源投資の確保に関する新たな制度」に関する問題点 資料
吉田明子(国際環境NGO FoE Japan)

4.コメント・質疑応答

国会議員ほか