【2/21】 原発回帰でいいの?!エネルギー基本計画に各界から異論

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【2/21】 原発回帰でいいの?!エネルギー基本計画に各界から異論
http://e-shift.org/?p=2923
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必見!映像はこちら UPLAN
秋本真利議員による、自民党エネルギー政策議員連盟の提言の紹介コメントについて、概要を追加!
末尾に、各団体等からの意見リスト(当日資料)を掲載しました。

原発回帰の方向を示す新たなエネルギー基本計画が、来月にも閣議決定されよ

うとしています。
年末に示された原案の方向性は、福島原発事故を受けた見直しであるにもかか
わらず、原発回帰を明記したものです。2012年の「国民的議論」を無視してい
ることに加え、新たに意見聴取するプロセスも非常に限られています。1月6日
まで募集されたパブコメには、1万9000件を超える意見が集まっていますが、
その取りまとめ・公表についてはいまだ「精査中であり未確定」とされていま
す。

政府与党内を含む各方面からも異論が噴出する中で、このまま決定されてよい
のでしょうか。本イベントでは、このエネルギー基本計画策定プロセス・内容
について各界からの見解を整理し、政府に対して改めて、民意の反映と方針転
換を求めます。

【日時】 2014年2月21日(金)14:00~16:00
13:30よりロビーにて通行証を配布します。
【場所】 衆議院第一議員会館 国際会議室

【参加者(調整中)】
・「エネルギー基本計画に民意の反映を」 オンライン署名提出 http://p.tl/9JI8
満田夏花(国際環境NGO FoE Japan)
・秋本真利(自民党エネルギー政策議員連盟)
・阿部知子(原発ゼロの会)
・井戸川克隆(前双葉町長)
・植田泉(生活クラブ東京副理事長)
・野々山理恵子(パルシステム東京理事長)
・吉岡斉(原子力市民委員会)
・明日香寿川(東北大学 東北アジア研究センター教授)
・脱原発をめざす首長会議より
・松原弘直(環境エネルギー政策研究所)
・吉田明子(国際環境NGO FoE Japan/eシフト)
ほか

【資料代】 500円

【主催】 eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
原子力市民委員会

【連絡先】 eシフト事務局 03-6907-7217 (FoE Japan内)
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委員会等が集中する日程の中、5名の国会議員にも参加いただきました。
・福島みずほ 参議院議員
・近藤昭一 衆議院議員
・阿部知子 衆議院議員
・河野太郎 衆議院議員
・秋本真利 衆議院議員 

自民党のエネルギー政策議員連盟の提言書(後掲)については、秋本議員から貴重な紹介をいただきました。
映像(UPLAN)では、1時間35分~1時間52分ごろ

<秋本議員発言より>
・自民党の中にも、河野太郎さんを中心に、原発に懐疑的な思いを持つ代議士が50人以上いる。
その集まりが、自民党エネルギー政策議員連盟。
会長が河野太郎衆議院議員で、私(秋本真利)が事務局長をつとめている。
・一昨年の衆議院選挙では、一日も早く原子力に依存しない経済社会を確立するということを約束した。
これ以外のことは公約違反であろうと声を大にしていっている。
部会の中で発言するだけでなく、提言書を作って、2月12日に官邸、菅官房長官に手渡しし、党の政調に持っていった。

この提言書は、私と河野太郎さん、柴山昌彦さんを中心につくった。

・内容の中で、将来的にでも、原発をゼロにするということをしっかりと示すべき。
・新増設、リプレースは認めない、40年を超えたものは廃炉にする。
・再稼働に関し、規制委員会に対して政治的な圧力をかけるべきでない。
311があったことを忘れたように、燃料費、国富流出ということはいうべきでない、と私もはっきりと言ってきた。
茂木経済産業大臣の「規制委員長が見通しを示すすべき」というような発言に対しては、部会の中でもあれはいかん、と一年生議員であるがかみついた。
・再稼働がされるかもしれない、という中で、使用済み核燃料の敷地内での乾式貯蔵については私と河野さんで書き込ませた。責任を持って議論をしてくださいといったとたんに、部会のなかはしーんとしてしまった。
・再稼働にあたり事故からの復旧に必要な額を電力会社が拠出し積み立てること。
原賠法の改正する法律案を自民党の中で検討しているが、今後事故が起こったときに国が融資出資してもいいという文言がはいっていたので、わたしが目を三角にしてかみついて、絶対削除するようにと言っている。かみついてはなさないので、国会にでてきたときには消えているとはおもう。

議連としては、電力会社に責任を取らせるべきと考えている。
・再エネの最大限の導入のため、特に福島の再エネ支援を入れるよう提言した。
・バックエンドについては、核燃料サイクルの継続は全面的にみとめない。
・再エネ・省エネの数値目標について、われわれのほうでは具体的な数字は出していないが、目標を書き込むべき、としている。 

・自民党の中にも、原発ゼロという目標を掲げてそこに向けて最大限のことをしていこうという議員がいることをしっていただきたい。
25日に茂木さんから素案が示され、その後自民党の中の部会で1ヶ月近くもんで、賛同が得られたら
官邸にもっていき、閣議決定をして世の中にだす。
そのなかでみなさんの声を汲んで、自民党の公約から一ミリたりともずれないものにしなければならない。
・自民党の全議員に原発政策に対するアンケートがとられた。400名以上の議員の中で300名以上が回答したらしい。
しかし部会長は集計以外その具体的な回答を公表しないといっている。
面白いことに、河野さんや私もだが、推進派の議員も公表すべきだといっている。
・電磁連が模範解答をもって議員を回ったといわれているので、その回答を比べたい。
・面白い話として、昨日部会の会長が、もし公表するのであればアンケートは出さなかったことにして返してほしいといっている議員と言っていた。

・エネルギー政策議員連盟の議員は、こういったことを提言していると知っていただき応援いただきたい。
議員連盟のメンバーリストは公表していないが、みなさんの地元の議員が入っているか、という問い合わせがあれば、私は事務局長をしているので、お教えしたい。

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今後、自民党内での議論がされるとのこと。秋本議員、河野議員ほか、エネルギー政策議連を応援していきましょう!


※参考————————————————————————
新しいエネルギー基本計画に関する各団体等からの意見

<議員連盟等>

●原発ゼロの会  2014年01月29日
「エネルギー基本計画への提言」
http://genpatsuzero.sblo.jp/article/86354544.html

●自由民主党エネルギー政策議員連盟  2014年2月12日
「エネルギー基本計画への提言」 140212_自民党エネルギー基本計画への提言

●脱原発をめざす首長会議  2014年12月15日
新しい「エネルギー基本計画」で原子力発電を「基盤となる重要なベース電源」と位置づけることに強く反対する決議」
http://mayors.npfree.jp/?p=1659

<環境団体等>

●自然エネルギー財団  2013年12月2日
「エネルギー基本計画」への提言―「原発ゼロ」の成長戦略を―
http://jref.or.jp/activities/reports_20131202.php

●環境エネルギー政策研究所  2013年12月5日
エネルギー基本計画への政策提言〜構造的欠陥を踏まえた現実的な政策提言〜http://www.isep.or.jp/library/5708

●国際環境NGO FoE Japan  2013年12月16日

声明:福島原発事故と「国民的議論」を無視した「エネルギー基本計画(案)」は撤回http://www.foejapan.org/energy/news/131216.html

●原子力市民委員会 2013年12月18日
緊急声明 政府は原発ゼロ社会の実現をめざし、民意を反映した新しい「エネルギー基本計画」を策定せよ
http://www.ccnejapan.com/?p=2508

●気候ネットワーク  2013年12月19日
「エネルギー基本計画」に対しての意見
http://www.kikonet.org/iken/kokunai/2013-12-19.html

●WWFジャパン   2013年12月27日
エネルギー基本計画に対する意見
自然エネルギーを中心とした社会への転換を!
http://www.wwf.or.jp/activities/2013/12/1179327.html

<消費者団体等>
●生活クラブ東京・神奈川・千葉・埼玉 2012年12月26日
新しい「エネルギー基本計画」策定にむけた意見
http://seikatsuclub.coop/coop/press/20140114a.html

●生活クラブ連合会  2013年1月6日
「エネルギー基本計画」策定に向けた意見http://seikatsuclub.coop/coop/ress/20140127a1.html

●パルシステム連合会  2013年12月27日
「エネルギー基本計画に対する意見」へパブリックコメントを提出
国民的議論のないままの策定は拙速です
http://www.pal.or.jp/press/2013/131227b/

●パルシステム東京  2013年12月26日
原発をベース電源と位置づけた「エネルギー基本計画に対する意見(案)」に対して、計画案の抜本的な見直しを求めます
http://www.palsystem-tokyo.coop/announcement/2013/12/post_671.html

●大地を守る会 2014年1月6日
パブリックコメント提出
http://www.daichi.or.jp/blog/report/2014/01/2011311.html