【アクション】北海道・泊原発3号機の営業運転再開を認めないよう緊急に要請を!

政府、経産省は、泊原発3号機について「再稼働には当たらない」と解釈したうえで、安全委員会の評価を加えた「二重チェック」の体裁を整えることで、営業運転の再開を強行しようとしています。
[転送・転載歓迎]
文責:杉原浩司(eシフト/福島原発事故緊急会議/みどりの未来)

泊3号機、安全委も審査 政府方針「再稼働に当たらず」(8/9、北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/310708.html

調整運転中の泊原発、営業運転再開へ詰め(8/9、読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110809-OYT1T00096.htm

[関連資料]
泊3号機「営業運転再開は違法」道内の主婦らが提訴(8/2、北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/309256.html

北海道泊原発3号機の営業運転再開は許可できない(脱原発の日のブログ)
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-10972681972.html

泊3号-「本格運転を開始するようにとの指示は出していない」(保安院検査課石垣室長)(7月29日対政府交渉・美浜の会報告)
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/govneg_rep20110729.htm

【営業運転再開を認めないよう緊急に要請を!】

◆原子力安全・保安院(海江田大臣)に対しては、
・最終テストを受けるよう北電に指導したことに抗議する。
・最終テストに対する合格印をあくまでもださないよう要請する。
◆原子力安全委員会(斑目委員長)に対しては、合格を了承しないよう要請する。
◆菅総理に対して、合格をさせないよう要請する。

ポイント:
1)泊原発3号機の本格運転開始が「再稼働に当たらない」という国の説明は妥当性を欠いている。
2)福島第一原発事故の最終的な収束の目処は立たず、原因の究明もなされていない。
3)2)の状況から鑑み、既存の安全設計指針に基づく泊原発の事故対策が十分である保障はない。
4)ひとたび泊原発の事故が発生すれば、北海道の自然はもちろん北海道最大都市である札幌に壊滅的な影響を与え、計り知れない損失をもたらす。
5)泊原発3号機の本格運転が開始されなくても、電力供給に深刻な問題は生じない。

※ファックス文案(フォーム)
時間のない方は活用ください!参考にして自分の言葉で書いたり、手書きで書いて送るとより効果的です。
http://blogs.dion.ne.jp/peace_tokai/archives/10270739.html

◆菅直人首相
[国会事務所](FAX) 03-3595-0090   (TEL) 03-3508-7323
[首相官邸]   (TEL) 03-3581-0101 (意見を伝えることができます)
[ご意見募集] https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
[官邸災害ツイッター] @Kantei_Saigai

◆海江田万里経産相
・国会事務所
(FAX) 03-3508-3316  (TEL) 03-3508-7316
(E-mail) office@kaiedabanri.jp

◆枝野幸男官房長官
・国会事務所
(FAX) 03-3591-2249   (TEL) 03-3508-7448

◆細野豪志原発担当相
・国会事務所
(FAX) 03-3508-3416  (TEL) 03-3508-7116

◆経済産業省
・原子力発電立地対策広報室
(FAX) 03-3580-8493  (TEL) 03-3501-1511

◇高橋はるみ北海道知事
(FAX) 011-232-0162

◇北海道庁・原子力安全対策課
(FAX) 011-232-1101   (TEL) 011-204-5011
(E-mail) somu.genshi1@pref.hokkaido.lg.jp

※FAX、ツイッター等文案
>活動家風:
福島の事故がまだ収束していない上、電力需要のために原発が必要ないことも明らかになっている今、泊原発を運転再開するのとは何事か。再考を促す。
>主婦風:
北海道は食べ物がおいしくて自然が美して大好きな場所で、よく家族旅行で行きます。北海道の食べ物をこれからも安心して食べたいし、北海道旅行をしたいので、泊原発は止めたままでいてほしいです。
>サラリーマン風:
福島の事故から明らかになりつつあることは、原発には経済合理性がない、ということです。長い目で見た場合、この際廃炉にしたほうが北海道電力はもっと利益も株も上がるのではないでしょうか。今運転再開しても株が下がるだけでしょう。

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<以下は北海道からの呼びかけです。可能な方は訴訟へのカンパを!>
8月1日, 泊3号機本格運転再開差し止め訴訟を提訴しました。
http://www.youtube.com/watch?v=6Ijv2nEQPIo

今後も、脱原発と原発震災被災者支援の2本立てで、活動を続けて行きたいと思います。
つきましては、訴訟の支援を呼びかけます。下記、呼びかけ文です。
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「泊原発3号本格運転再開差し止め訴訟」へご協力を!
「福島」の検証もないままの再稼働なんて、おかしいですよね。
福島事故の収束も検証もされぬまま、泊原発3号が再稼働されようとしています。これは黙認することはできません。
玄海原発は、福島以後最初に稼働する原発になるかもしれないということで、佐賀の市民団体の方たちが頑張って、再稼働を止めました。その後、大飯1号(福井県)がトラブルで止まり、泊3号が「福島」以来最初に再稼働する原発になるのを何とか止めようと、今全国で活動がされています。
「泊3号再開」問題は、もはや北海道だけの問題ではなく、全国の脱原発への分かれ目となる大問題となっています。
そこで、急遽8月1日「泊3号の再開差し止めを求める」訴訟・仮処分を申立てました。

訴訟の目的は、「海江田大臣は、泊原発3号機の営業運転再開を認めるハンコを押すな」ということです。先日発表された、「泊原発の廃炉をめざす訴訟」と連携するものです。
道内に住む38人の市民が原告となり、弁護団と力を合わせてがんばっていきます。皆さんの大きなご支援をよろしくお願いします。
(仮処分の申立についての審尋は、今月中にも始まる見通しです(訴訟の第1回弁論は秋ぐらい)。

みなさんへ
活動資金への募金にご協力下さい。裁判費用その他で、150万円ほどかかる予定です。裁判に勝ち抜くためにも、ぜひ募金にご協力を。

郵便振替02750-1-84997 「泊3号再開差し止め訴訟の会」
原告代表:斉藤武一・泉かおり